私は友だちに在宅ワークのことを話す時には「内職に毛が生えた程度だよ」と説明します。内職にもいろいろありますが、この内職は昔母がやっていた内職のイメージです。朝から夜遅くまでひたすらやって月2万円、とか、家族3人でやって(つまりは父と私が手伝って)月3万円とか、そういうイメージ。それに比べたら、今、私がやってるものはマシかなと思うですが、確定申告の時には「雑所得」(内職)で申告します。昔、在宅ワークだけでやってた時、内職の場合に65万円の控除のある家内労働で申告出来るか、税務署に確認したことがあったんですが、パソコン入力は内職でいいとのことでした。あくまで私の住んでる地域の税務署で、ですが。
この65万円の控除というのは、給与所得の人は何もしなくてもついてきますが、個人事業主の場合は青色申告で帳簿つけるか、家内労働として申告しないと、つかないのです。つまりは基礎控除のみ。私、在宅ワーカーとして初めて申告した時、諸々諸経費引いて40万円くらいの所得しかなかったんですが、そのまま申告したら、住民税の均等割にかかってしまって、当時4500円だか取られてしまいました。給与所得の人は65万円控除があるので基礎控除35万円と合わせて100万円まで大丈夫ですが、個人事業主の場合はそのまま申告すると35万で取られちゃうんですよね。たかだか40万円くらいしか稼げてないのに4500円は痛かった。その後、青色申告に切り替えて、帳簿つけて65万円の控除受けられるようにもしてたんですが、青色申告するほど稼いでないんじゃね? と、ある日思いまして……そしたら家内労働者等の必要経費の特例なるものを知ったわけです。とはいっても結局、廃業するまで青色申告と家内労働と両方出してたんですけどね。
在宅ワーカーだけの時、何が面倒くさかったといえば、確定申告でした。すごく稼げれば税理士さんを雇えますが、そうじゃないので。高校の時の簿記の教科書とかノートとかひっぱり出して仕訳の復習して……日商簿記三級を高校一年の時に取得して以来、初めて役に立ちました。それはそれでちょっと嬉しかったのですが、確定申告書を作ってる時間は仕事も出来ないので、しんどかった。まあ無料の青色申告ソフトとかあったので、仕訳するだけでしたけど、税務署に提出するものだからすごく緊張して作ってたと思います。だから、そういうのがめんどくさく成って、ひとまず給与所得を得て、在宅の仕事は副業にしよう、と思ったのでした。これが9年位前ですね。
で、今は副業としての申告です。雑所得は事業所得と違い、申告書に金額記入だけでOKです。もちろん必要経費を計上する以上は領収書や収支がわかるものは取っておかないと、もし後で税務署に確認された時に困るので、そこだけはエクセルで作ったりしてますけど、青色申告に比べれば簡単です。
諸経費引いて20万円いかないので、市県民税の申告だけでもいいのですが、市県民税の申告は手書きで書かなきゃいけないので、去年は確定申告(国税庁のサイトから申告書作って郵送)しました。今年はどうしようか、考えてたのですが私の感じだとどちらでも税金面では変わらなそうなので、やっぱり必要な金額を入力すれば作成できる確定申告書の方を作りました。ほんと簡単でありがたいです。年末調整の書類書くよりもずっと簡単(笑)。出来たら年末調整しないで、確定申告一つで済ませたいくらいです。一応パート勤務だし、年末調整してもらった方がいいのかな、と思って提出してますけど。
あとは16日以降に届くように郵送するだけです。年明けから何となくお正月気分でいたものが申告書を作ることで何となくシャンとし(笑)、提出が終わってやっと、新しい年が始まるなあ、と思うのは私だけでしょうか。これから6月位まで支払も多いですしね。NHK、火災共済、町会費、国民年金(私は1年払いです)、国保(こちらも1年まとめて)、バイクの税金、固定資産税……
今日は午後から出稼ぎ(パート)です。ちょっと無理して頑張る日です。春の支払のために頑張る日です。行ってきます。