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最低限の収入でもふわふわるんるんで暮らしたい、と思っている特に取り柄もない独身♀アラフィフ在宅ワーカーの日々徒然(SPOONという配信アプリでブログで書いたことについてお話することがあります。https://www.spooncast.net/jp/profile/314857438/board/dj?t=all)

二人きりの家族の入院手続きと入院

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 私自身は若い時、反復性膝蓋骨脱臼で一週間入院したっきりで、病院にでさえほとんど行かないのですが、ここ数年、父の入院に付き添いましたので、その時の入院時の手続きについて書きたいと思います。

 

父の入院、一人っ子の場合

 うちは、ここ数年父と私の二人家族でした。親戚とも付き合いがなく、二人きりでした。その場合、何が困るか、というと入院時の連帯保証人です。

 

 入院時には連帯保証人というものを求められます。大概、二人。母が入院した時は、私と父の名前で済みました。が、二人家族になると、連帯保証人が私しかいない。

 

 父は4回入院しましたが、その時の病院の対応を書いておきます。

 

船橋市立医療センター

 前立腺がんの検査のために2泊3日の入院。最初から決まった2泊3日という検査だったからなのか、保証人は私の名前だけでOKでした。

 

順天堂大学浦安病院

 眼瞼下垂の手術で2泊3日入院しました。まだ元気だった父が手術と入院を自分で決めてきたので、私は入院手続きの時だけ行きました。

 入院手続きの窓口で必要書類の連帯保証人欄が一人しか書かれていないのを確認した職員さんは

 「保証人が最低もう一人必要です

 「二人きりの家族なのでもういないです」

 「それでは住所の違うどなたかを」

 「……誰もいません」

 「そうですか……でも必要なので、探していただけますか。ご近所さまとかどなたでも結構なので」

 「はあ……探すには探しますが…」

 どなたでも、と言われても、保証人を頼むような付き合いの人は誰もいません。

 

 まあ、職員さんも探すように言うのがお決まりのお仕事だったのか、もしくは、2泊3日という短い入院だったからなのか、保証金5万円を入金し、入院することが出来ました。

 

 私としては、入院時の手続きが父には無理だと思ったので、入院の時だけ付き添いましたが、手術当日も、翌々日の退院の日は仕事でしたし、簡単な手術ということもあり行きませんでした。(そもそも家族への手術の説明も入院当日簡単なものでしたし)。父には「保証人のこと聞かれたら『探してます』って言っておきなね」と言いましたが、もちろん、この期間で保証人など探せるわけもなく、探しませんでした。

 

 退院して帰ってきた父に「保証人のこと聞かれた?」と聞くと「いや聞かれなかった」と言ってました。まあ、2泊3日ですし、支払いも保証金の5万円内だったし、もう聞かないか。

 

 でも、もし、期限の定まってない入院の場合は……だめだったかもしれません。

 

 ということで、その後、父に冗談で「もう順天堂に入院しちゃだめだよ」と言いました(笑)。

 

北総白井病院

 腸の異変で入院しました。こちらは父のほぼかかりつけの病院だったからなのか、保証人については特に何も言われませんでした。保証金は通常通りの入金で。

 

 

東邦大学医療センター佐倉病院

 北総白井病院から転院したのですが、思い出すは順天堂。大学病院だとまた保証人か……保証人だよね、と思いながら、入院手続きに行ったのですが、この数年で私も多少病院世渡りを身につけました(いやウソです)。言われる前に相談してみよう

 

 必要書類を窓口に出して「あの~」と切り出しました。

 「連帯保証人なんですが、どうしても私一人しか無理で」

 「そうですか……一応規則でお二人となっているのですが」

 「親戚とも付き合いがなく、子供も私しかいなくて」

 「そうですか。ですと、保証金5万円のところ、15万円入金していただかなければいけなくなってしまうんですが(申し訳なさそう)」

 「あ、はい! 全然大丈夫です! 今日20万円持ってきました!」

 「あ、そうですか。ではそれでよろしいですか?」

 「もちろんです」

 そして、ここで一芝居(笑)。

 

 「よかったあ。もうどこの病院も保証人二人と言われてしまうので、困っていたんです。今日もどうしよう、と不安だったんですけど、ホッとしました。ほんと、よかった」

 

 職員さん「そうなんですか…」と同情の眼差しで見てくださいました。同情バンザイ。

 

 ということで、こちらの病院は3倍の保証金を入金することで、OKでした。

 

 テレビで入院費を踏み倒す患者さんがいる、という特集を見ました。保証人と保証金がないと病院経営的に厳しいのはよくわかります。うちは何とかお金で解決できましたが、お金がない人もいますよね。その場合は、相談した方がいいです。

 

 ちなみに、私はおひとりさまで、自分が入院する時は保証人が誰もいない、という状況になると思います。でも、保証人がいないから入院を拒否するのは違反だそうです。

 

www.jmedj.co.jp

 

 それでも、探してください、とは言われるんだろうなあ、と思うと、入院は避けたいです。

 

 

長期入院中のあれこれ

 

 長期入院中、家族が一人だと、着替えを運んだり、洗濯したりが大変ですよね。入院してる病院が近い場合は、しょっちゅう行けるけど、遠いと車がない場合重たい荷物持って電車に乗るのも大変。

 

 なので、うちは、寝間着はレンタルしていました。特に東邦大佐倉病院に長期入院中の時は、家から遠いというこもあって、そんなには行けませんでした。高齢で潰瘍性大腸炎という病気だったので、トイレに間に合わずおむつをしていても、すぐに汚すということが頻繁。しかもおむつは持ち込みだったので、おむつを持って行くだけで大荷物。

 そんな時佐倉病院の寝間着レンタル料は割と良心的で、助かりました。1日200円。

 

 北総白井病院は400円……500円近くなかったかな。寝間着だけじゃなくてもれなくタオルも入っていたような…。タオル1枚だけだったら、寝間着だけにしてもっと安くしていただけたらベターなのに、と思いました。

 

 それでも、一人で、となると、レンタル寝間着がとっても便利です。

 

 あとは、先に書いた通り、東邦大佐倉病院に入院中の時は、面会になかなか行けなかったことが大変といえば大変だったことですね。仕事をしなくてもよい状況だったら、そんなに大変ではないのかもしれませんが、私の場合はそうはいかなかったので、週に1~2度しか病院に行けませんでした。これが、父に何を及ぼすか。

 

 認知機能の低下です。今はプライバシーの関係なのか、大部屋の区切ってあるカーテンって開けないんですよね。カーテンを閉められた狭い空間で人と話さないので、どんどんおかしなことを言うようになりました。うちの父は、テレビが発売された時に、いち早く買った人で、テレビが壊れると夕方でもその日のうちに買いに行くような、家では何がなくてもテレビだけはずっとつけてるようなテレビ大好き人間だったのですが、入院中、テレビは見ませんでした。

 あのカード式のテレビの使い方が覚えられなかったんですね。

 なので、ラジオを持って行きましたが、結局ラジオもほとんど聞いてなかったようです。

 ボケ防止に、といろんなものを持って行きましたが、手つかず。

 家族が多くて、しょっちゅう会いに来る人がいたら違ったと思うんですが、この時は、あ~兄弟がいたらなあ、と思いましたよね。

 まあ、それを知人に言ったら「まあ家族もいろいろだけどね」と言われましたが。

 

 

最後に 

 二人きりの家族の場合

  • 入院時の保証人がいない場合は相談を。口頭の確認だけで済む場合、保証金多めで対応してくれる病院もある。
  • 保証人がいないという理由で病院は入院を拒否出来ない。
  • 着替えを洗濯するのが大変なら、レンタル寝間着にするのもあり。

 

 おひとりさま、という言葉が出来て、久しいですが、家族が少ない、家族がいない、頼れる人がいない、という人に、安心できる・優しい世の中になっていくといいと思います。

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