人は一人では生きていけない。
これはたぶん合っている。
一人でこの世のに生まれることは不可能で、この国で生きようとする時は、この国の許可(出生届)が必要で、学ぶ許可(学校)が必要で、住む許可(住民登録)が必要で……、だからこの国で生きていくためには、誰かの力が必要となる。
あれ? すごい話が飛躍したかも(苦笑)。
一人で生きていけるもんっ。
なんてティーンエイジャーのようなことを思ってみても、たぶん、一人では生きていけない。そういう風になっているのが日本という国。
と、それは物理的なことですが。
精神的にはどう? 一人で生きていけるような小うるさいルールがない国だとして、そういう国だったら一人で生きていけるのか?
私が思ってることをちょっと書いてみる。
一人は怖いか?
自分だけ一人なのはこわい
たとえば、私の経験で。私は今一人でも案外平気だけれど、子供の時はどうだったか。まるっきり一人ということはなかった、と思う。むしろ、一人でいるのは不安でしょうがなかった。
それはなぜか。
大人のすり込みも多くなかったか?
『お友達と仲良く遊びましょう』
『お友達をつくりましょう』
『うちの子友だち少ないから』
と言われ続けると、お友達と仲良く遊べない、お友達を作れない、友だちが少ない、と変なのだ。
『あの子、友だちいないのかな』
と、思われるこわさ。
何でこわいんだろう? みんなと違ってしまってるこわさ? あの子一人だよ、と思われるこわさ? でも何でこわいんだろう?
でも子供の時、一人しかいなかった友だちが風邪で休みの時、私はこわかった。一人になるのはこわかった。
大人の今、思う。なーんで、あんなにこわかったんだろう?
ちなみに、今、全くこわくない。一人でもこわくは、ない。でも、一人きりになったらダメなんだろうな、とは漠然と思う。
それは、何をするにも、誰かの助けを借りて生きていることを知ってるから、なんだろうな。多少面倒な近所付き合いも、ここの住む限りは、しといて損はない。損とか書くと何かイヤ~な感じはするけれど。
と、そんな風に思ってた時、ご近所に町会に入ってない人を見つけた。
町会に入らないで生きていけるか
うちの町会なんて夏祭りをやるわけでもなく(やったらやったで面倒なので、やらなくてよいのだけど)、ぶっちゃけ、ゴミ出しのために入ってるようなもんだ。町会に入ってない人はゴミをどうしているのか?
以前、テレビで町会に入らず、自分でゴミを集積所に運んでる人たちがいる、という特集を見た。うちのご近所さんもそうなのか? だとしたら、それで、町会に入らなくてよいなら、それはそれでうらやましいけれど、私だって、一週間分のゴミくらいだったら、原チャでそこまで運べるけれど、でもそうしたら、ラクと同じくらい不安な気もする。
それは、何かあった時だ。たとえば震災のようなことがあった場合。町会に入っていれば、何となーく、避難所も行きやすい気がする。きっと、町会に入っていない人でも避難所に行ってもいいのだろう、いや、行ってもいい、という雰囲気であってほしいけれど、月会費800円払っていたら、堂々と避難所に行ける気がする。
でも、そのご近所さんは、避難所にも行かないのだろうな、と思う。大きい車あったし(笑)、きっと備蓄もたくさんしてるのかもしれない。もしかしたら、家ん中にシェルターとか?(笑) ……妄想は膨らむばかりなのだけれど。
まとめ:みんなが一人だったら?
で、一人では生きるのが難しいとは言っても、もし、みーんなが一人行動してたら? みーんなが人と群れずにいたら、きっと、みんな普通に一人でも平気なのではないかな? と思った。
そもそも私が、学生時代の習慣を引きづっていた20代の頃はともかく、30代以降、一人で行動することが、どんどんこわくなくなっていった。
それは【おひとりさま】という言葉が出来たということもあるけれど、見渡せば、一人で行動してる人が割といることに気づいたことが大きい。
そっか。自分だけひとり、という状況がこわいんであって、みんながひとりなら、こわくないんだな。
私、一人の時は、周囲を全く見ないで、自分の世界に入っていることがあるんだけど、ごくたまーに、それに気づいてしまうこともある。
それとは、『ねー、あの人、一人だよ、すごいね』とか『一人でも来るんだ~』とか『私、一人じゃ無理』とか、そういう視線。昔はこわかった、そういう雰囲気。
今は、「そーだよ。一人だよ。あたしは一人でもこんなところに来られるんだよ。君たちと違って大人でしょ?」と思いながら、堂々としてられるんですけどね。
おまけ:一人でいると遭遇する出来事
一人でいる時に、遭遇する出来事と言ったら
「写真撮ってもらってもいいですか?」
と、言われることだったりします。
今の日本、割とどこも観光地じゃないですか。
でも、私にとって不思議だったのは、それが男の子二人組、ということが割と多いんです(笑)。
いやいや、いいんですよ? 別に。全然いいんです。でも、女の子二人組とか、カップルとかではなく、男の子二人組に頼まれる。
島根の宍道湖で「夕陽をバックにお願いしてもいいですか?」と男の子二人組に言われた時には、思わず元腐女の本能が久々に疼きました(笑)。
でね、せっかく写真撮るなら、ちゃんと撮ってあげたいじゃないですか。夕陽をバックなんて、もう逆光で当時のスマホでは顔が暗くなっちゃって「逆光だけど大丈夫ですか?」と聞いたら「大丈夫です」なんて言われて、そそそ、そうなのね、顔は暗くてもいいのか……、そっか、二人で夕陽をバックに写真撮るのが最重要事項なんですね、なんて脳内で思いつつ、撮りました。
と、そんな話はどうでもいいんですが(笑)、何で男の子二人組なんだろうなあ? と今でも不思議に思ってるんです。女の子二人だと、女一人でウロウロしてる人に頼むのは気が引ける? カップルも? あ~、そうかも。一人で可哀想的な?(笑)
あと、あれか、上にも書いたけど、一人の時は周囲を見てなく自分の世界に入っているので、それを気にしないで声をかけられるのが、男の子二人組、なのかも? あと、おばさまグループ(笑)。
※どうでもいい内容だったんですが、目次機能を使ってみました(笑)。